( néant )

消費期限切れの言葉たち

賢者モードがすぎる

手紙を書きたいな

 

好きな人に

小さなことから

大きなことまで

津々浦々と

 

 

120%で僕を振り絞って書くと

重いのか気持ち悪いのかロマンチストなのかと

ドリンクバーで一つのコップに全部の飲み物を混ぜてやっぱり美味しくないなって残念な手紙になりそうだから

 

事実をすこしだけ

オブラートに包んでみたり

本音から三歩後ろに下がってみたりと

くすっと笑える手紙にしたい

 

面白いときと面白くならないときがあるから

困ったものだし、芸人さんはやっぱりすごいなあと思います

 

愛は世界を救うと聞き飽きた言葉があるけども

そんなのは宇宙規模すぎてよくわからない

 

だってね

どんなに愛せど

1人の人間を救うことすら難題だよ

どんなに愛せど

それにも需要と供給のバランスが存在するんだ

 

 

両想いってのは素晴らしいけども

片想いもいいもんだよ

 

片方の愛だけだからさ

相手のせいになんかできやしないから

 

オナニーと同じだよ

全部、オナニーだ

 

オナニーは世界を救えないけど

オナニーは満たせない欲望を分散させて痛み止めだけど叶わぬ自分の理想を慰めてくれる

 

 

想いが伝わってくれたらいいのだが

伝えたいことの大半は伝わらないのだし

話し言葉と書き言葉とでは

針の穴を通す精密さを持ってないと

事実と異なって感じさせてしまいかねない

 

考えたって無駄で

掘り下げたら

相手にとったら

自分なんか思い出すこともないだろうと

悲しくなるだけである

 

自慢ではないけど

こんな性格だからこそと言ってもだけど

それでも、僕はこれだけ誰かのことを考えて想えたってことは誇りに思っていたい

 

 

誰もなにも言わないし

言ってくれないけども

 

幻想でも夢でもいいの

少しでも何かかんじてもらえればね

 

 

ラブレターたくさん書いておけばよかったな