( néant )

消費期限切れの言葉たち

19-20

なんにもない

なんにもない

なんにもない

 

なんにもないがこんなにたくさん

なんにもないがこんなにたくさん

 

僕にはなんにもない

君が作った僕を僕は演じてた

 

僕にはなんにもない

君がいないから演じきれない

 

嘘でも体中に塗っておくれ

嘘でも染みて染みて染みる

 

演じ疲れていたからよかったよ

楽になるなにかあるからの解放

 

演じる必要ないからきづいたよ

悲しいって言葉が詰まるくらい

 

僕にはなんにもなかったってこと

君の愛を見つめる強さもなかったってこと

君に嘘をついて引き止める力もなかったってこと

 

 

僕にはなんにもない

僕にはなんにもない

 

あったという思い出は色褪せてく

あったという事実はあまりに仮想的

 

僕にはなにかあったかな

僕にはなにかあったかな

 

台本を無くしてしまってねれないんだ

また、読み合せをしようよ、眠りながら

 

次の役は自業自得な女々しい男っていうのかい

演じなくたって出来ているよ

 

君が作り上げたものだから

なんにもないから巻き戻してる

君が愛してくれたものだから

僕は僕を愛せていたみたい

 

僕にはなんにもない

あったのは君のものだった僕

僕にはなにかあったかな

あったのは君が愛してくれた僕

 

 

 

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