( néant )

消費期限切れの言葉たち

死んで声かけず、死ぬ前に声かけろ。

今日は、絵に書いたような梅雨日和。

雨は降ったり止んだりと情緒不安定で、空は隙間一つ許さない闇深いまま。

天気が悪くて、気持ちが落ち込む。なんて、幻想だと思っていたけれど、

今日は、なんだか、心がどんよりとしている。

たぶん、天気だけでなく、ニュースを観たからかもしれない。

 

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人生なんて死ぬまで「たられば」

絶望を感じたその瞬間。

世界はいつもと変わらず、目を開けた世界も変わらぬ色だった。

きっと、これからもずっとそうだと思う。

映画やドラマのように、起承転結がくっきりと浮き出ることはない。

淡々と、一分一秒が生々しいほど現実的に襲いかかってくる。

 

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エッセイ書いたら?って言われてきて数十年。

「エッセイ書いたらいいのに」

「小説とか書いてよ、読みたいから」

 

と、言われ続けてきた。

というか唯一、人から重複して褒められたことが文章や言葉しかなかっただけなのですが。

 

で、僕自身も何度も書きたいと思ったけれど、

いかんせん、本の虫とは程遠く。義兄からオススメされ貸してくれた「キネマの神様」を数年掛かりで読み終え、返す際に姉に「読んでないでしょ?笑」と言われるほどのファッション本読みマンである。

 

 

abuwo666.hatenablog.com

 

バルタンに似てると言われたが、バルタンは優秀だ。

パソコンであれこれできるから、僕の特技は一本しか出演していないAV女優の名前や別動画を調べる根性ぐらいしかなくて、プログラムしようにもゲシュタルト崩壊してしまう。

 

いいかげん、努力や持続しなくても結果になるもの生まれないのか?

まったく・・・・。。黙祷。

 

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はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」

 

10年前、僕は21歳だった。

成人式を終えて、遅れながら短大へ入学する年だった。

その前の3月には東日本大震災が起きて、テレビで見る光景はまるで異国の出来事のように思えてしまって信じられなかった事を未だに覚えている。

当時、仙台に同じい音楽のジャンルが好きで仲良くなったメル友(懐かしい)がいて、何も出来ないけれど心配で何度か連絡した記憶もある。

数日経って返信がきて、彼女が無事でよかったと思う反面、それ以外の言葉はなんだか無責任な気がして伝えられなかった。

 

きっと、一生忘れられない年だろう。

それが2021年から遡った10年前だった。

 

後にも先にもここからの数年間が、

現在進行系で歩んでいるこの人生において最も印象に残るチャプターである。

数少ない酸いも甘いも噛み分けられた、何度も噛み、すり潰し、未だに反芻したいほど記憶にも記録にも残っている「僕」という人間の縮図である。

死んでしまうとき、走馬灯にのせてくるのはきっと10年前から始まった再人生だろう。

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生きるとか、死ぬとか、家族とか。

 

三十一歳、独身、実家暮らし。

そんな僕に友達らはよくこう言う。

『実家暮らしっていいな〜』と。

 

その言葉には、ご飯も作られていて、洗濯等も自分でしなくていい。的なニュアンスが要約されていると僕は思う。

 

けれども正直それは人によるだろう。

僕はご飯を作るし、買い出しに行くし、洗濯だって担当である。

それらを経験したせいか、主婦(夫)の大変さが身に染みて分かっているつもりだ。

 

たしかに実家にいる方が、楽なことはあるだろう。だけど、そういう人ほど実家に戻ったら戻ったで直ぐに出たくなると思う。

 

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いいねと思わなくても、ある程度、一般人に馴染めるようにいいねするようになった晩冬

車を運転している最中、

行列を作っているラーメン屋を眺めたら

ゲシュタルト崩壊を経験した。

 

並んでいる人が、みんな同一人物に見えたのだ。

気のせいだと思い目を擦ったが、やっぱり同一人物にみえた。

 

何故かって?

みんな同じ服装、似たような服装な人ばかりだったからだ。

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