( néant )

消費期限切れの言葉たち

いいねと思わなくても、ある程度、一般人に馴染めるようにいいねするようになった晩冬

車を運転している最中、

行列を作っているラーメン屋を眺めたら

ゲシュタルト崩壊を経験した。

 

並んでいる人が、みんな同一人物に見えたのだ。

気のせいだと思い目を擦ったが、やっぱり同一人物にみえた。

 

何故かって?

みんな同じ服装、似たような服装な人ばかりだったからだ。

 

大体シャツはパンツにインして。

あるいは、だぼっとしたパンツに裾が上がって靴下が見えるような雰囲気。

ラフなパンツやパーカーでシンプルに仕上げ

シティポップか馴染みやすい優しいヒップホップを聴いてそうなハットだったりスケーターチックで、大量生産されたような人の群れ、流れ。

 

中学生の女の子は大体前髪を気にして触りがちで。 

高校生になると髪のさらさら感がやはり気になってtiktokからInstagramに流れがちで。

シャツインしながらも、ポニーテールがほとんど。

 

そんなこんなで、僕も私も統計の一部に過ぎない

個性なんて死語で、同化同調することで1日を平和に済ませられる。

 

男は?知らない。

女性にしか興味がないし、そろそろ女性に好かれたい。

まあ、こんな事言ってる時点で答えは既に決まっているのだけれど。

 

僕の周りだけ女性氷河期時代なので、

マスクが正装なこのご時世だと、

みんな可愛く見えてしまう。

 

僕もついでに、

顔が小さく、濃さもほどほどに見られたい

きっと無理だ、顔はマスクじゃ削れない。

 

そんな事どうだっていい。

太陽なんてとうの昔に死んだように

人からの見られ方もとうの昔に気にならなくなった。

 

答えはいつだって明確なのだ。

立ち止まり、自分をつま先から眺めてみる。

その自分自身が答えだ。魅力がない自分が答えなのだ。

 

どうさならば、

廃れた心でひねくれまくるよりも

行列の一部に馴染んだ方が幸せなのかもしれない

 

 

 

君といるのが好きで

あとはほとんど嫌いで

周りの色に馴染まない

出来損ないのカメレオン

 

カメレオンになれたら幸せだなあ。

なんて、言いたいことも書きたい事もない

ただ、なんとなくおもった。

 

 

女の子のことが好きなんだけど、

女の子のことが苦手なのかもしれない。

 

戻れたら、とか

あのときこうして、とかは

 

ほぼ意味がないことだろうから

ああだこうだ言うのは良くないけど

 

たぶん、好きだったんだと思う。

きっと、本気で、愛していたんだと思う。

 

僕じゃない、違う誰かにたくさん幸せと愛をもらっているだろうから。

どうこうじゃないが、好きだったんだなぁって最近、思う。

 

十年。震災後にリリースされたamazarashiのアルバムがいつも以上に心に沁みます。

 

 

 

千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を
馬鹿げた事かもしれないけれど あなたよどうか生きていて

 

あなたが居なくなっても生きる僕を 許せないといったら笑うでしょうか?
僕がいなくても生きていくあなたを 「悲しい」と言ってはいけませんか?

 

 

悲しいことだらけで、

何を希望に、何を期待して

生を全うしたらいいかわからないが

 

生まれたから、死ぬまでいきる

たったそれだけなのかもしれない。

 

僕は体験していないし、分かった気になって言葉を偉そうに語れないし烏滸がましいが、寄り添いたいしそばにいたいよね、かなしい気持ちやつらいときに、無条件で、誰にも与えられる、自由

 

女の子がいいけど。ぷ

 

 

 

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