( néant )

消費期限切れの言葉たち

冬らしくないふゆに染まりたくって

街はイルミネーション

君はイリュージョン

 

baby baby baby baby

君を抱きしめていたい

何もかもが輝いて手を振って

 

baby baby baby baby

抱きしめてくれ

かけがえのない 愛しい人よ

 

 

 

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歌にすると、詞にすると、

全部心地よくなるなあ、

片想いだとしたら

現実的に考えて

抱きしめてくれなんて

気持ち悪すぎるもんなあ

 

何もかもが輝いて

手を振ってるようにみえるくらい

かけがえのない 愛しい人だとしてもね

 

 

街はイルミネーションだけど

君のイリュージョンを拝見できなそうだ

 

師走、だまれ

年の瀬、だまれ

みんなだまって、

 

音楽はいいなあ。

 

好きな季節を好きな時に行き来できる

まるで映画を見るように

断片的に散らばったピースが

走馬灯のように再生されて

AメロBメロと言葉を拾い集め

サビに向けて記憶を埋めなおして

エンディングには一つの画となる

 

手をのばしても 触れるのは

紫煙をくゆらせたメロディーで

脳裏にリマスターされた君の残像

パズルにしては 曖昧で不確か

 

 

同じことばっかいって

同じことばっか書いて

ネタなしがバレるな

そんなもんか

そんなもんだよな

 

落胆して 絶望と嘆くのも

ゆく年くる年お家芸だから

 

運が悪かったじゃない

そんなことない

運がついていたことなんてないのだから

 

いま、心が荒む前に枯れ果てたしても

また、同じ波はやってくる

 

 

今はいまだから

一番辛い気がしてるけど

前もまえで

一番辛いと思っていたはず

 

今思えば、笑い話になって

ネタにもできて、青さに苦笑いするばかり

ゴールデンエイジだよ

過去はいつだって良く見える

 

いまがあるから

輝いてみえる

大したことなかったなと

わらいあえる

 

そうだ

だから今感じてる虚無も

来年、再来年、いやもっと先で

おままごとのように感じるはず

 

夢で逢えたらと思うことがある

そんな日に限って 夢で逢えないし

夢すら覚えていない

夢で逢えたところでと思うけど

今なら分かる気がするよ

夢で逢えたらと思うしかない気持ち

 

昔の僕に言ってやりたいことが

たくさんある。

みんなそれなりにあると思うけど

 

本気で戻れるならば

絶対に言いたいことが一つだけある

 

10代のお前は尖りに尖って

一匹オオカミでいる

噛む力も吠える力もないくせにだ

でも、それは仕方ない

そう生きるしかなかったはずで

あのときはそうすることで

自分を守っていたはずだから

 

でも、一つだけ変えてほしい

愛に冷めて 恋なんてと

好きとかちょっと何言ってるかわからないと

富澤さんのようにおちゃらけているが

やめておけ、今すぐやめるんだ

分からないでいい 冷めてていい

ただ、そんなつれない生き様を知ってでも

お前のことを理解して求めてくる人がいる

 

永遠なんてないだの

いつかは別れが来るだの

臆病さを隠し 幸せを感じるのを照れて

キザなセリフで吐き出すけど

すぐにでもやめて

理解してくれた人を

手を伸ばしてくれた人を

抱きしめて離すんじゃない

 

お前の最大の欠点は

永遠なんてないだの台詞かましているが

いつかは自分だって輝ける

いつかは自分の短所も長所になる

いつかはちがうだれかがと

不安定なポジティブさに目眩するところにある

 

あのときのお前さんは

まだ若さがあった

若さゆえクズでも需要があった

このまま、目の前にいる人を

抱かずにいると

お前さんは後悔しきれず

永遠に死んでゆく

 

供給する気満々でいても

需要がなければ無駄さが過多になる

 

お前さんのとこに

お前さんのどうしようもない心に

触れてくるうちが華である

過信するな やめろ

 

お前さんはいつも通り

元気が無くなった人に

元気を与えようとする

 

お前さんの元に誰かがやってくるとき

それは病んでいる人である

頼ってくれた、必要としてくれたと

刹那に散る二足三文の喜びに浸るな

間違いを起こしてでも

恥ずかしくて殻に閉じこもりたくなってでも

漢になる瞬間を逃すな

いますぐ、抱きしめて離すな

 

理屈や愛を遠回しに語るな

言葉を失ってでも表情で表せ

 

さもなければ

お前さんは永遠にいい人止まりである

暇になったとき

一番手二番手とスケジュール合わないとき

彼氏とちょっと喧嘩したとき

好きな人と何かあったとき

あるいは、落ち込んだとき

都合いい時にしか連絡こなくなる

 

こっちが弱ったとき

求めたくなったとき

もちろん、相手は応えてはくれない

 

お前さんは優しい

とことん優しい

自分は笑顔になれないくせして

楽しませようとする

笑わせようとする

相手が笑って元気づけようとする

それに、人の話を聞く

人と話すのが好き

 

頑張れなんて言わない

考えて言葉を選び、相手を診て交わす

 

お前さんはやさしい

だが過信するな

やさしさは鞭があってこそ響く

お前さんのやさしさは

臆病さや期間限定の要求に満足してるだけ

それは自己肯定感の無さから生まれる

だから致し方無い部分もある

しかし、考えろ。

 

自分にとってのやさしさが

必ずしも相手にとってのやさしさとはかぎらないことを

 

やさしさ傷つけることもある

むしろ、お前さんに必要なのは

傷つけるほど

泥臭く思ったことを真っ直ぐ伝えることだ

傷つけまいと自分の思いを飲み込んで

母親父親または良いおじさんを演じて

大丈夫だよなんて面構えするでない

 

言っておくぞ

忠告だ。

 

お前は人間観察ばっかしてきたから

人を見抜く力が携わっている

人間観察力がリミット超えして

もはや話さなくても相手のパーソナリティがなんとなくわかってしまい

実際当たることがよくある

合う合わないなんてイージー

無駄に心に問いかけて生きてきたから

お前のもとにやってくるのは

同族か一時的同族になるしかなかった人だ

彼女らは永遠じゃない

部族も移動するのだ

暗いとこから明るいとこに航海するように

人間はできている

 

 

そんなお前さんが

大丈夫だよ。と告げた人達は

魔法のように自分でさえ信じられないくらい

みんな、大丈夫になる。

むしろ、こちらの助けも不必要になるほど

みんな、大丈夫になる。

 

だから、言うな

ただ一緒にいるだけで満足なのはわかる

たまにしか来ないのだから

だけども、それさえ減ってゆく

都合よく使われることすら減ってゆく

 

頼るほど人はずっと弱いままでいられない

みんな大人になり、みんな母や父となる

強く強くなるばかりだ

 

たまにやってきた彼女達も

元気になって、それなりに強くなって

お前さんの問診は要らなくなる

 

 

だから、だからお願い

若かりし頃の、ぼくよ

全部脱ぎ捨てでも

会いにいけ、走れ、飛べ

 

 

 

 

アイスと雨音って映画で

MOROHAが時間が解決してくれるけど的なことを言っていた、

 

 

だが、それは間違いだ

時間はなにも解決してはくれない

たしかに時間は美化してさらりとした梅酒のように喉に流し込んでは心を潤わせてくれる

だが、それは解決じゃない

癒えてすらいない諦めてすらいない

戻れないものはたくさんあれど

戻れない悔いは確実に積み上がってゆく

 

だけど、すべて消えてない

答えも導きだしていない

 

ただ、ただ

ひたすら眠っているだけだ

消えやしない また目を覚ます

 

君が笑っていた頃に戻される

君が涙流さず泣いていた頃に戻される

 

時間は洗い流さない

永遠に背負って生きる

死が僕と記憶を分かつそのときまで