( néant )

消費期限切れの言葉たち

モテキ

高校生くらいにガラケーでモテ期診断をしたことがある。

人間にはモテ期が3回訪れるらしくって

診断結果はとっくに過ぎている13歳とあと20代前半くらいで最後が39歳位だったと思う。

 

 

当時は一回もう過ぎちゃってるじゃ〜ん。と半笑いしていたけども

当時の僕に伝えたい。

もう二回目もとっくに過ぎ去ってリーチがかかっているぞ。と

 

 

「お前にはモテ期はこない、もし誰にも必ず訪れるとして

お前はモテ期に一生気付かず、違う人に夢中で知らんぷりだから」

 

まぁ、モテ期診断なんて軽い気持ちで遊んでみた程度だし

占いやジンクスも信じちゃいない無神論者の僕には効かないけど

 

あながち、間違っていない気がする(小声)

 

 

僕のモテ期、朽ち果てる日まで。

残り10年。

 

残りモテ期、

座って見過ごすか、立ち上がって走り抜けるか

 

 

生きていたら、未来を見据えるより

過去を振り返ることが多くなると思う。

 

年の数が増えるたび、未来の期待や希望よりも

思っていたよりもたいしたことなかった経験や体験が蓄積するばかりで

追い打ちをかけるようにときめきも減ってゆくばかりで、

年齢は右肩上がりでも未来は右肩下がりで

年齢と同時進行で増えてゆくのは過去の思い出ばかりである。

 

 

だから、過去を振り返るのは生理的現象な気がする。

100歳まで生きている人が未来を見据えるよりも

100年分の過去が圧倒的に多いのだから。

 

 

過去を振り返ると引きずるとでは

全然意味がちがうからなと自分に言い聞かせる意味でもね

 

僕は未来への希望や期待よりも

過去の数少ない悦びに咲く花を何度も摘み取りたい人だけど。

 

 

なんでモテ期診断の話かというと

久しぶりにモテキを観たんです。

映画版なんだけどね。

 

もう何回か観ていて

ドラマは映画を観たあとにみたのだけどね

初めてモテキを観たとき興奮したんですよね

初めて観たときもタイムリーではなかったと思うのけど

 

劇中の楽曲センスといい

冒頭の偉人名言テロップを背景にマッピングする演出だったり

キャストも好きな人達なのだけどね

音楽好きにはたまらない映画というかね

ミュージカルではないけど、

恋をして高揚して街中が祝福してくれているようなフラッシュモブとかね

フラッシュモブするやつとか絶対苦手だけども。笑

僕が好きな「(500日)サマー」にもそういうシーンがあって

モテキを観て、別の好きな映画を思い出せるのも幸せだなぁと

 

なにより、モテキのおかげで知ることができた

音楽・アーティストたちがいるのは宝ですよね

 

未だに

生きていてよかった、そんな夜を探しさまよっているのだけど笑

 

両方とも主人公の中身に共通点があって

にたようなこじらせ恋愛映画なのだけど

 

 

なぜ、僕がこの2つの映画を好きかというと

もうお分かりですよね、、、はい、、、、、

 

主人公に親近感わきすぎ!!

いや、わきすぎどころかほとんど似ている!!

(見た目は全然似てないけども)

 

モテキでいえば名言に突っかかったり、

目を合わせられないのに心ん中では饒舌ハラグロで

ネガで保険をたくさんかけてて自分で勢いを止めたり

かと思ったらアイドルソング聞いて走りたくなったりと

どうせ遊んでんだろって邪推したと思ったら

ああおっぱいおっぱいってなったり

フォロワー3人ぐらいしかいないツイッターで呟きの数だけプロ級だったりとね

いったらきりがないくらいわかる

 

 

大学のとき、同じ授業を受けてた

たしか後輩のハーフな女の子がいたのです。

当時、僕はガチダイエットにハマっていて

形から入るタイプだからポーラーの心拍ウォッチを買って

ダイエットに調べついて、走るよりゆっくり時間かけながら歩くほうが痩せるって結論にたどり着き

食事制限もしながらダイエットをしていたのだけど

 

その子が同じ地元に住んでいるってことを知って

より頑張ろうと勝手に思い込むわけですよ。

恋愛ハイ状態だから、ももクロの「走れ」を聞いてウォーキングしていたのだけど

もしかしたら、すれ違うかもなんて妄想してしまったら

なんだか楽しくなってしまって歩かないといけないのに

走り出したことがあるくらいわかる(実話)

 

まぁ、これは愛というよりも明らかに青春劇って感じで

一切何もなかったのだけど笑

 

もうお恥ずかしいくらい「わかる!!!!」ってところが

たくさんあるのです。

 

自分でも痛いくらいわかっているのだけど

2,3年前に好きな人からふとLINE来て

通知引っ張って、確認したらですね

 

モテキ見てるけど

森山未來のキャラがほんと似てる。って書いてあったのです。

 

 

好きな人に

モテキのキャラそのまんまって言われてる辺りどうなんだろうと思いつつも、当時はね

そこはウーハーウーハ僕なんで

ウーパールーパーみたいに言ったけど

連絡きただけでフラッシュモブ状態になってまうちょろい奴だから

褒められてるとポジ変換したのだけど。

フラッシュモブとかやるやつ絶対…(黙)

なんなら、その人普通に彼氏いたしモテる人だったのだけどって

人脈にも恵まれて、やっぱりいつも彼氏いて

それでも、深夜だろうと二人でドライブしたり

元気ない時や彼氏と上手くいってないとき、あるいは一時的に彼氏切れたときにスタバ寄ったりと焼肉たべたりとか美味いスープ飲みにいったりとか色々したけどって

 

 

 

 

モテキそのまんまじゃねえか!!!!

 

 

モテキ長澤まさみのように

天真爛漫でかといって

相手の心理をわかっててって感じではなかったし

ボディタッチもしてこないし

家に泊まったり泊めたりとかもなかったのだけど

それでも僕は彼女に恋していたのです。

単純に一緒にいる時間が他の人よりも長かったからだろうけど

それでも一緒にいると落ち着いたいられたし、周りの友達よりは理解してくれていたし

なによりも他の人と違って、彼女は求めてきてくれた。

 

だから多分好きになったんだと思う。

この段階でまさにモテキみたいな感じ丸出しなんですよね

自分に自信がなさすぎて、常に自分を卑下しているから

自分から求めないけど、求められたときに寂しさが満たされてしまって

好きと勘違いしてどツボにはまって抜け出せなくなったりとね

彼女からしたら、なんでも話せる。友達には変わりないのだけどね

まぁ好きだからどうこうできたわけじゃないだろうけど

自分の行動次第で何か変わったこともあるかもだけど

そこはモテキの主人公なので。。

 

でも多分好きなんだと思う。

例えば寂しいから孤独に浸っているからと

誰彼問わずに目を奪われていたとしても

外にでるたび、女の子ってみんなかわいいじゃない?と飢えと渇きで

末期症状でたりするのだけど

それでも、思い出したり青い春のハイライトが流れてくるのは

たった2,3人しかいない。

彼女もその一人だから、恋していたんだろうなって

 

 

今じゃ結婚して子供も産んだばかりで

幸せに暮らしているだろうし、忙しない日常を送っているだろう

共通の友達から小耳にはさむ程度でお腹いっぱいだったりする

興味ない人の話なら、いくら聞いても無の境地なのだけど

どうせ彼女の話を聞くなら、彼女から聞きたいかなーと思う

 

 

映画と音楽は大好きで

僕を何度も救ってくれたけども

僕を何度も引きずり殺そうともしてくる

 

たった一通のメッセージで

僕はこれからモテキを観るたびに、彼女をリンクさせて

思い出してしまうのだろうし、数少ない青い春ハイライトが流れてくるのだろう

 

音楽もそうだよ

オナニーと変わらず現実逃避させるだけである

いい音楽も僕にとっては心酔するだけだから

誰かと聞いて、一緒に共感し合ったほうがよっぽど幸せだと思う

音楽にとっても、人間にとっても

 

 

っていっても

SNSもブログもみんなのオナニーみたいなもんですね

 

 

会いてぇな〜

またスタバ寄ってタバコ吸いながらドライブしてさ

なんとなく音楽流しながら、なんとなくイントロどんしながら

無理かーもうハイライトは再現できないもんな

今を生きるしかないもんな、過去で生きてけないもんな

 

でも、会いたいもんだよ

モテキのまんまで相変わらずだけど

相変わらず男じゃないから笑いになるでしょ

笑ってほしいな、全部コメディにしたいよ

 

重いうつ映画が好きだけど

僕の人生はありったけコメディ映画とし終えたいもんな

 

 

ちと?不安定な物語おきてほしいものだ。

 

 

 


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