( néant )

消費期限切れの言葉たち

Everyone is mania in general

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人を好きになる項目が、音楽の趣味であったり、好きな映画だけだったらいいのになあ〜なんて思ったりする深夜徘徊。

 

音楽と映画だけなら結構コアな人にたくさん好かれて、愛されていたなんて、現実逃避。

 

音楽や映画はいいよね。

もはや僕には音楽や映画しか趣味がない貧相な人生だけども。

それでも、やっぱり、この2つは人を形成する上ではきっと大事なもの。

 

この曲と出会ったから人生変わった。

この映画を観たから心が豊かになった。

 

と、までは言えないし、思えないけども

かけがえのないものだと思う。

 

僕が好きな曲を、誰かが僕を通して好きになった時の嬉しさはやっぱりひとしお。

共感が存在するから人は人を求める。

どんなに窮屈な人生を歩んでたとしても

こうやって誰かを求めてしまうわけ。

 

だけども、僕が好きだから好きになった。って理由は好きになれない。

彼氏だから、好きな人だから。そんなのは嬉しくない。

 

純粋に聴いて、観て好きなら好き。

合わないなら合わないであってほしい。

 

そりゃね、好きな人が自分と同じものを好きなら何かとやり過ごせそうだけど。

それじゃ、出会った意味がないというかね、知り合う必要がないというか、なんとなく、虚しいというかね。

 

だから僕は自分の好きなものをわざわざ自ら出さないし、勧めることなんてしない。

 

ただ、一緒にいて、それなりに流れる音楽や話から感じてもらいたい。

 

 

だけど、僕が好きな曲を、彼女が好きになったことがあって。

当時はなんとも思わなかったけども、別れてしまうとね、ランダム再生のスマホから流れてきた2人好きだった曲に耳を傾けてしまうとね。

 

なんだか、なんだか

すごくセンチメンタルになったりする。

いつもじゃないし、所謂引きずってるとかそんな些細なもんではなくて。

 

すごく、繊細で複雑なんだけど、やさしいセンチメンタルさ。というかね。

お前の説明が複雑だわ。って感じだけどね。

 

 

別れてしまうともちろん

顔を見つめ合うことも、声を聴くこともないじゃない。(※個人差有)

 

だけども、別れても音楽は消えないわけで。

永続的に体内に流れてるわけだよね。

聴かなくなる時期はあれど。

 

僕の中で、やさしいセンチメンタルさって

まるで、暑さ堪えてようやくやってきた秋みたいなもので。

音楽を通して初めて温度の変化を感じてしまうのね。

 

 

ランダム再生ってとこに意味があって

不意に流れては、無精に思い出すことに味があるわけね。

自己陶酔なのはわかるけどすごく染みて音楽をいつまでも聴き続けたくなるのね?

 

 

もうないってわかるじゃない。

ないからこそ、僕はその時初めて、音楽を通して彼女を思い出すわけだよね。

 

否が応でもフィルターがかかって

彼女に辿り着くまでに、インスタ映えな思い出も通るし真っ黒澱んだ道も通るわけだよ。

でも、サビで

 

『彼女も好きだったな、この曲。』

『今も聴いてんのかな〜』

 

なんて、益々自分に酔ってしまうよね。

そうやって口ずさみながら、ドライブしながら

無くした思い出を紡ぎ出そうとするのね。

恥ずかしいほどの照れ笑いで。

静かに始まった曲でね、体をだらんと揺らす感じだったのにね、どんどん終盤にかけてあがっていくんだよね。

そして、僕の気持ちわかってる。この曲天才。って勝手に上から目線になってしまって叫びたくなるのね。

 

でもね、そんなのどうでもいいんだって事わかってんだよね。

 

だって、僕と彼女が一緒にいた記憶を繋ぐのはその曲しかないって分かりきってしまっているのだしね。

 

本当は、不意に流れてきたその曲を彼女が聴いてフィルターを通して、少しでも僕が居たことを思い出してくれてたらなあ。なんて、贅沢と女々しさを棚に上げて思ってるんだよね。

 

少なからずそうであってほしいと願うことで。これまた、自己陶酔してヒーリングしてるんだよね。

 

でもね、そんな自信なんてないから。

いつのまにか、だれかにとってね。

音楽を通してでも思い出してもらえるような人間になりたいなって締めくくるしかないよね。

誰かと重なりあってもその音楽は変わる事はないからね。

 

 

人をかき分けてさ、『俺だよ!俺ここ!!ここ

でーーーす。この曲の十八番は俺〜』ってウザいくらい顔を出してさ。

 

バカだったなぁ。あの人。ふふって笑みこぼして、少し斜め上眺めてそっから晴天の空にカットイン。って映画的なやつちょうだいよ〜〜〜〜〜〜

 

ってね。

ばかってね、おバカだねってね、おバカだよ。ってね。

 

さてさて、

1万曲の中から今日は誰を思い出そうかななんてね。

 

『曲の数だけ買えない思い出がある』

V○SAカードみたいなね。

パロディですよ。

パクってないよ。

 

 

夢みたいだけど、夢にしたくないですね。

僕の中に流れてる数えきれないほどの曲の分だけ、思い出がほしい。

人生のMVが永遠に終わらないものであってほしい。

欲を言うならば、曲の数だけ、誰かに思いだされたい。

イヤ、ここぞとばかりに大きな声で贅沢を言いたい。

僕は誰かにとってのかけがえのない曲でありたい。音楽でありたい、映画でありたい。

 永続的に、フィルター越しでも、半永久的に誰かにとっての体内でありたい、体内に流れていたい。

 

哲学風に言うと、誰かにとっての人生でありたい。

(これは嘘、ちょっと荷が重い)

 

 

そう、変態なんだよ〜〜。

クーラーボックスは持ってないけどねん。

 

 

 

うまく届かないんだけど、

また次の不安がやってくるけど

その先はないんだけどさ。

ま、躁鬱がデフォルトなんだけどね。

 

 

まだ君も聴いているだろうか。

もっとも気持ちよくなれる季節がやってきたよ。

ずっと聴いていてほしい、ずっと、ずっと好きでいてほしい。

toeってすごく僕と不釣り合いで、

綺麗で、やさしくて、繊細だからさ。

ずっと、聴いていてほしいな。

メロディや楽器もいいんだけどね

歌詞が素晴らしいからね。

 

それじゃあね。

 

グッドバイ 

 

11. Toe - Good Bye // New Sentimentality - YouTube

 

グッドバイ

グッドバイ

  • toe
  • ロック
  • ¥150

 

(いつかちゃんとtoeメインで書きたい書く。数ある音楽のなかでtoeは結構僕の人生のキーになるくらい好きなので。歌詞がawesomeすぎるしね。)

 

キーって言うか、ターニングポイントと言おうか迷った。