( néant )

消費期限切れの言葉たち

便所

君とみたい映画を見つけたんだけど、いつか会えるかな。なんてね。

毎日突き刺さるほど痛い紫外線と、数度変わったくらいで良い気持ちにもなれない暑さからどう逃れようか考えている。 もう真夏の8月は、あっという間に過ぎようとしているはずなのに。 未だに逃げ方を見つけきれていない。 彼ら、もしくは彼女は どれほどの熱…

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気づけば、今年ももう終わるらしい。 気づけばと言ったが、気付いていた。ずっと、ずっと。 気がつかないふりをふりかざしていたのだが、目に映る全てのものがタイムリミットを表してくる。 数字、言葉、色彩、気温、空気、テンキ、全てのものが頼みやしない…

雨い雨い飴玉ひとつ僕に下さいませんか

明日、雨が降ったら外に行こう。 土砂降りの雨に身をゆだねて打たれてみよう。 いま生きていることも いま死んでゆくことも 全て白紙にして、滝奉行気分で雨粒を浴びよう。 たまに口を馬鹿みたいに大きく開けて 雨を飲み込んでみよう。 生きている味なの 死…