( néant )

消費期限切れの言葉たち

節操

良いことはたまにしかやってこないが

良くないことは立て続けにやってくる

 

ドミノやジェンガのように

僅かな隙間や擦れが重なって

一瞬にして崩れ落ちる

 

此方がどれだけ

慎重に、優しく、また大切に

積み上げていたとしても

それは独り善がりだったり

他者の価値観の違い、求めてるものの違いで

あっという間に壊れてしまう

 

 

良いことは分かりにくい

去って行く間際まで理解するのが難しい

良くないことは分かりやすい

去ってもモヤっとしたものが沈殿し続ける

 

良いことが起きているときは

心が躍って笑っているとおもう

ただ笑うのはいまのうちだけよと

すぐによくないことが奪い去ろうとする

 

良いことが起きてるときは

無敵モードなのに

良くないことが畳み掛かかると

あっという間にゲームオーバーになる

 

最近は人との接し方が良くわからないである

僕も人間なので、冬を言い訳にして

人肌を求めてしまうのだけど

なんだか良くわからないほど簡単に壊れる

 

いまは一夜限りが流行りなのだろうか

浅くよく言えばフランクが流行なのだろうか

一緒にいるときはすごくたのしんでいて

別れてからも変わらずに二人いたりするけど

きっかけ無くして、簡単に終わる

きっかけあるならば納得するのだが

平和的にゲームオーバーしたりする

 

 

よくわからないである

人はよくわからないである

よくわかっていたつもりだが

時代とともに人も変わるのだろうか

やっぱり良くわからないである

 

とか言いつつも

自分も変わっていってる気がする

人肌を感じたいと思い

触れようと戯れようと

心はまったくときめかないのだ

死んだ魚の目はしていないが

死んだ心はここに在るずって感じだ

 

自分でも引くぐらい

ときめかないのだ

しまいには、触れて戯れあいながら

『なにやってんだろう』と、ナレーションが流れてくる

 

人としての最終地点である

触れ合いコーナーでさえ

なにも響かなかったら

僕の寂しさや孤独感は

一体どこにぶつけたら良いのだろうか

 

出してこそ、賢者モード

出さずして、賢者モード

マイナーチェンジである

 

要らないチェンジ

止まらないセンチ

とどまる 精子

もう来ないチャンス

お呼びでないラップ

 

人が何を求めて

なんで笑ってるのか

なんで会ってんのか

わからない世の中になりました

 

 

清竜人の痛いよ的なニュアンスならいいが

まったくもってちがう

そもそも嘘とか本当とか存在しない関係で

浅くフランクに人は人に抱かれる時代なだけだ

 

 

嫉妬で悔しい悲しい痛いよ〜〜ではなく

心電図のピーーーーが鳴ってる中で

何故?何がどうでいまこれなの?と

首を傾げてしまうイメージ。

ピーーーーーーーーは止まらない

 

 

深く考えると

じゃ、この人はなんで笑ってるんだ?

じゃ、この人はなんでまたねと抱擁するだ?

何考えてるのかよくわからない

いや、もはやピエロといるのか

いや、もはや人は建前が上手くなって

演技派が増えて、心と口を別々に動かせられる器用さを手に入れたのか。

 

 

(ちなみに、ぼくは気持ちいいとか言われても信じないタイプで、ハハハ〜〜とか言ってるからそこの演技派は騙されない)

 

 

十人十色でみんな同じじゃないと言うが

大概は同じである

人類はスマホを手にして

外国人みたいな性生活を手に入れてしまった

もう性に神秘性も愛などないのだ

僕みたいのはアナログなわけだ

 

 

ぼくはね、ぼくのためにあいてのために

一緒にいるときはたのしんでたのしませようと思うから

一生懸命話題探したり言葉を選択したりするのだが

 

そんなのがバカバカしく思えるのだ

此方がどれだけ相手を思って

接していたとしても

浅い関係しか築けずあっさり壊れるものならば

ドライに戻った方がいい

冷めてしまった方がいいと思った

 

もちろん、彼女!ってほど好きではないし

偉そうなことは言えないのだが

純粋や真面目はひたすら損をするだけの世の中になりつつある

なりつつというか確立されてきた気がする

 

 

いまはそういう時代だから。とか

こういうもんだから。と割り切って

当たり前かのような性文化を受け入れ

背伸びして分かったような素振りをみせる

若者が増えてきたきがするが

 

僕は仕方ないなんて言いたくはない。

貞操観念は少しくらい残していた方が

その人の魅力となると思っているから

言いたくはない。

 

時代はまた一周して

昔のものに惹かれたりするから

今は若気の至りってことにできるが

若気さが足りない気がする

無理して大人ぶる必要もないだろう

勝手になるのだから

 

 

何言ってんのかわからないが

僕はもう新しく出会った人に

あまり深入りしないでいようとおもう

ツイッターのような呟く感覚で

軽く浅くいようとおもう

 

 

だって、そうだろう?

あんたらの寂しさなんて

二足三文で埋まるんだから